水辺の楽校の野草
大淀川水辺の楽校ではいろいろな動植物を観察することができます。その中で、野草の一部を紹介します。
大淀川水辺の楽校は、動植物の調査・研究の場所としても、とてもおもしろいところです。
ツルヨシ(イネ科)
流れの急な河川の上流~中流域の石のゴロゴロした河原や中州の砂地~砂れき地に群生する。
セイタカヨシ(イネ科)
河岸や海辺の湿地に生え、葉の先がヨシのように垂れず鋭角に真っすぐに立つことが外観上の特徴。
オギ(イネ科)
水辺や湿地に生える多年草。ススキとよく間違えられるが、ススキのように株を作らず、地下茎をはって群生している。
セイバンモロコシ(イネ科)
道路や鉄道端、河川沿いなどで見られる多年草の帰化植物。ジョンソン・グラスの名がある牧草の一つではあるが、栽培はまれである。
オオクサキビ(イネ科)
都市周辺の荒れ地や道ばたなどに広く生えている一年草の帰化植物。夏から秋にかけて穂が出る。
アキノエノコログサ(イネ科)
畑地・道ばた・荒れ地などに生える、一年草。日本名のエノコログサは、穂の様子が子犬の尻尾に似ていることから、犬の子草に由来。
タチスズメノヒエ(イネ科)
山野の明るい草地に生える多年草の帰化植物。日本名スズメノヒエは、果実をスズメが食べるヒエになぞらえたもの。
カナムグラ(クワ科)
道ばたや荒れ地に生えるつる性の一年草。名前の由来は、茎の強さを鉄に見立て、ムグラはぼうぼうと茂る雑草の意味。
ヤブカラシ(ブドウ科)
やぶや荒れ地などに生えるつる性の多年草。名前の由来は、やぶを枯らすほどに繁茂するため。
セイタカアワダチソウ(キク科)
空き地や荒れ地などに生える、北アメリカ原産の多年草。名前の由来は、背の高いアワダチソウの意味。
オオブタクサ(キク科)
河川敷など湿ったところに生える一年草で、高さは3mにもなる。秋には、ズイ(茎の芯の部分)を使っておもしろい遊びができる。
オオオナモミ(キク科)
空き地や道ばたに生える、北アメリカ原産の一年草の帰化植物。ラグビーボールの形をした果実にはカギトゲがあり衣服につく。