身近な昆虫の生態
大淀川流域には少なくとも約4000種類の昆虫が生息しているといわれています。春から夏にかけてたくさんの昆虫を見かけますが、ふだん私たちの目にとまる姿は成虫(親)の姿が多いようです。
何となくながめても、何もみえてきません。昆虫の見方を身につければ、昆虫のいろいろな姿を発見することができますし、植物を含めた生き物の関係もよくわかってきます。さらに、生命の神秘さや不思議さに触れることもでき、自然を見る感性が磨かれることでしょう。
今回は、大淀川学習館周辺で見られる身近な昆虫の生態の一部を紹介します。
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ムラサキツバメ(シジミチョウ科)成虫で越年した母チョウは春に産卵します。
成虫。越冬の時、風雨のあたらない葉の上で群がって集まる習性をもっている。
ナミテントウ(テントウムシ科)同じ仲間でも背中の模様が大きく分けて4種類あります。
ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)成虫は田畑の周辺・人家の庭・荒地などで見られる。
昆虫も動物ですから、ものを食べないと生きていけません。食べるという視点から、成虫や幼虫の食べる植物・動物の集まるところを探してみよう。
その他、水との関係、なかまのふやし方(卵をどこに産むか・・・)、冬の越し方などいろいろな視点から昆虫を観察してみると、新たな発見に出会うことができます。