大淀川学習館

大淀川昆虫おもしろ講座2

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チョウたちの卵のうみかたあれこれ

大淀川の流域には、いろいろな種類のチョウたちが生きています。それらのチョウたちの卵のうみ方は、種類によっていろいろなちがいがあります。また、チョウは何の草でも食べるというわけではありません。アゲハは、ミカン類の木の葉、キアゲハは、セリやニンジンと、食べる草(食草)が決まっています。それらを観察していると、私たち人間の子育てにも、何かヒントを与えててくれているような気がします。今日は、チョウたちの卵のうみかたをのぞいてみましょう。

食草にうみつけるタイプのチョウ

モンシロチョウは、その食草であるキャベツなどに卵をうみつけます。卵からかえった幼虫は、すぐにその草を食べることができます。愛情こまやか型の育て方のチョウなのかもしれませんね。

モンシロチョウ

食草の近くにうみつけるタイプのチョウ

ツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモンは、食草であるスミレの近くにある小石や枯草に卵をうみつけます。卵からかえった幼虫は、うまれてすぐに、食草のところまで行かなければ、餌を食べること ができません。厳しい育て方のチョウだともいえると思います。

ばらまくようにうむタイプのチョウ

ジャノメチョウ
ジャノメチョウのうんだ卵は、食草にくっつくことができなくて、そのまま地面にころがり落ちてしまいます。まるで卵をまき散らしているようですが、子どもの独立重視の育て方とでもいえるでしょうか。