大淀川学習館

昆虫ミニミニ講座

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なぜ昆虫は体が小さいの?

今まで見たことがある昆虫で一番大きな昆虫はどれくらいでしたか?

人間より大きい昆虫を見たことがありますか?

昆虫は小さい生き物ですが、この理由には次の2つが考えられます。

  • 皮膚が硬く骨の役目をしていますが、水を入れた缶詰のような体をしています。これでは体が大きくなるほど丈夫で重い皮膚に変えなければなりません。もし、体長が2倍になれば、体重は8倍にもなるからです。これでは動くのに不便です。また、硬い皮膚は成長するために脱皮しなければなりません。脱皮のために皮膚をやわらかくすると、中の重い水分を支えきれなくなります。
  • 昆虫は気管によって呼吸をしています。体の両側にところどころ開いている小さな穴(気門)から空気を取り入れ、細い管によって直接体のすみずみまで運ばれます。もし体が大きくなると気管の容積も大きくしなければならないので、体が気管だらけになってしまいます。